7月23日(日)~28日(金)、衆議院海外派遣議員団(文部科学委員会班)の一員として(自民党・民進党・共産党所属議員)民進党を代表してフィンランド・スペインの教育・文化・スポーツ行政の視察を行いました。

ヘルシンキまでは10時間20分のフライト。

時差は日本より6時間遅い。

山本駐フィンランド大使ご夫妻囲んで。

フィンランド教育庁訪問。

サム・セイトサロ国際化局長からフィンランドの教育、文化、スポーツ、青少年教育について説明と質疑応答。

フィンランド議会を視察し、ラウスラハティ教育文化副委員長から教育行政について説明と質疑応答。

ヘルシンキ大学を視察。サリ・リンドブロム副総長から説明と質疑。

 

ここヘルシンキ大学は1640年に設立されたフィンランド最古・最大規模の総合大学。約40,000人の学生及び研究者が所属し11学部を有します。
この大学では1980年来以来日本語をはじめ日本学講座を設け2015年から日本語教育資格の授与も開始。

現在は教養学部世界文化学科アジア学で日本語教育を行っています。

ヘルシンキ・メトロポリア応用化学大学視察。

ハンヌカイネン・ヘルシンキ・メトロポリア応用科学大学国際関係学部長及びビルクナ研究開発イノベーション局長からレク。

当大学は2007年に設立され、約16,000人の学生を有するフィンランド最大の専門職大学です。

文化・ビジネス・医療等の高度職業人養成について、一般大学との共存等意見交換を行いました。

 

我が国でも、先の通常国会で、専門技術などを持って新たな価値を創造することができる専門人材を養成するための専門職大学を新たに制度化する「学校教育法の一部を改正する法律」が成立しました。
この専門職大学が我が国においてしっかりと制度化され、運用されるためにも、フィンランドで伺ったことを踏まえてチェックしてまいります。

 

フィンランドからスペインに移動。

水上駐スペイン大使と共に。

日本との時差は7時間スペインが遅く。

マドリードにあるスペイン教育文化スポーツ省視察。

ホセ・マヌエル・ロペス官房長から学校教育全般について説明と質疑。

文化庁視察。

エリサ・ザ・カボ・デラ・ベガ国際協力・教育対外促進担当次長からスペインの学校教育制度(学校体系の組織・教育に関する最低基準の設定・全国的な教育計画)、スペインの文化資源の保存・活用等の文化振興・スポーツ政策の企画立案等についてと説明と質疑。

 

バルセロナ自治大学視察。

マルティネス国際関係担当副学長から説明と質疑。

当大学は1968年設立の公立大学。メインキャンパスはバルセロナ近郊に位置し、40,000人以上の学生・研究者を有しています。翻訳・通訳学部の東アジア研究学科には日本語コースが設けられています。

2017年のタイムズ社世界大学ランキングではスペインの大学で1位。

世界遺産「サグラダ・ファミリア教会」。

 

サグラダ・ファミリアとは、ヨセフ、マリア、イエスからなる聖家族を意味します。

宗教書籍を扱う書店主であったボカベージャの着想で、1882年に建築家ビリャールが着工、翌年ガウディに引き継がれました。

それ以降ガウディは宗教知識を深め、1926年に73歳で没するまで聖堂建築に没頭。現在も約17,000㎡の敷地内ではガウディが残した設計図や模型を元に建設が続けられています。

そして現在、なんとサグラダファミリアの主任彫刻家は日本人の外尾悦郎氏。本人からの説明をいただきました。

外尾悦郎氏が西端の門の15体の天使像の作成や門扉の作成設置、尖塔の果物の彫刻を行う等活躍を続けています。

 

 

尖塔の果物の彫刻。

門扉の前で説明される外尾氏。

外尾 悦郎氏は1953年生れ。
福岡県福岡市出身の彫刻家でスペイン、バルセロナのサグラダ・ファミリア主任彫刻家。
京都市立芸術大学美術学部彫刻科を卒業。非常勤講師を経て、1978年バルセロナに渡りアントニ・ガウディの建築、サグラダ・ファミリア教会の彫刻に携わり多くの作品を制作。

そのうちの15作品が、2005年にユネスコの世界遺産に認定された「生誕の門」に残されています。

これまでにリャドロ・アート・オブ・スピリット賞(2002年)、カトリック文化国際賞(2011年)、ミケランジェロ・ディ・カララ賞(2012年)、2014年にはガウディ・グレソル賞を受賞されました。
また2012年、国際社会で顕著な活動を行い世界で『日本』の発信に貢献したとして、内閣府から「世界で活躍し『日本』を発信する日本人」の一人に選ばれました。

今回、世界を代表する彫刻家、外尾悦郎氏からガウディの世界観・宗教観・人生観をお伺いし、自らの彫刻の解説をいただいたことは大変に光栄でした。

さらに一人で40年間にわたり彫刻活動を続けてこられた外尾氏の人生観から、「人としての生き方」「社会の在り方」等を教えていただきました。

まさに感動的な時間、外尾氏に対して心から感謝申し上げます。

バルセロナ日本人学校視察。

渡部恵志校長からレク。

校内視察後、全職員との意見交換会。

現在小学部42名、中学部6名の生徒が在学。

1986年に設置、1986年外国人学校として認可登録。

学校の運営責任者は粕谷清徳学校運営委員会委員長。

運営費用は、日本政府からの補助金、企業寄付金、授業料、海外子女教育財団からの援助で行われています。

今回の視察を通して、まず大使館や領事館をはじめ海外で働く職員や、外尾氏をはじめとする建築家や日本人学校の教員等、我が国の発展・世界平和のために活躍されている多くの方々に深く敬意を表します。

また、フィンランドやスペイン政府の学校教育・スポーツに関する様々な現状を伺い、我が国の行政との違いを認識させていただきました。

人口規模や国力、歴史等各国に違いがある中、それぞれ国民のための教育がいかに行われているか現状を知ることができました。

特に今回の派遣では、3か所の大学を視察してまいりました。大学など高等教育の在り方は我が国にとっても重要な課題であるとともに、私自身の最重要課題に掲げており、最近では各党も取り組み始めている「教育の無償化」の議論にも関係します。

フィンランド・スペインの大学の取り組みなど高等教育の制度も踏まえ、我が国の高等教育の改善に取り組んでまいりたいと考えます。

これらを生かして、今後も文部科学委員会でしっかりと提言してまいります。


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