今日、「福島8自治体移転」と新聞報道がありました。
福島第一原子力発電所の放射漏れ事故の影響で、大熊町は4月、隣接する田村市から内陸部の会津若松市へ自治体機能を移転し、住民もあわせて避難させることを決めました。
双葉町はさいたま市から埼玉県加須市に役場を移すことにしており、避難指示や屋内退避要請を受けた福島県の8町村が、役場の機能を他の自治体に相次いで移す事態となっています。
自治体機能移転は、住民が避難を強いられていることなどから、行政機能を早期に回復させるためにはやむを得ないことでしょう。実際にさいたま市に避難をしている双葉町は「避難民のプライバシーとコミュニティーを尊重したい」という町長の言葉の通りスーパーアリーナから、30日以降1000人を超える町民と共に加須市の廃校に入るとのこと。しかしいつまで避難を続けていくことができるのでしょう。
冷たい避難所で眠れぬ夜を過ごし、家や財産を失った被災者の方々の胸にのしかかってくる深く大きな不安は私たちの想像を絶するものです。一体これからの人生をどのように築いていけるのか。失われた町の復興や壊れた住宅の復旧に、その生活再建の道を政治の場でしっかりと支援しなければなりません。
26日に民主党の岡田幹事長、自民党の谷垣総裁が大地震被災者の避難先である山形県内をそれぞれ視察されました。
政府がすべきこと、それは地方自治体とともに生活や住環境の再建を支援する財源を確保し、被災地、被災を受けた方々の実情・現状に合った制度を整え、故郷復興の道筋と生活安定のための支援をきめ細やかに示していかなければならないと思います。

3月23日(水)、平成22年度第2回(財)日本体育協会評議員会が都内グランドプリンスホテル新高輪において盛大に開催されました。私は日本スポーツ少年団本部長として出席しました。開会に先立ち森喜朗会長より大地震被災地の方々に対してお見舞を申し上げ、犠牲となられた方々に会長のご発声で全員の黙祷が捧げられました。
主な議案は、平成23年度事業計画及び予算について、公益財団移行のための定款について、特例民法法人としての役員について等が審議されました。また主な報告事項では、日本体育協会・日本オリンピック委員会100周年記念事業各種事業の進捗状況について等報告がありました。
また東北地方太平洋沖地震等への対応については、加盟都道府県体育協会および中央競技団体ならびに傘下の関係諸団体をはじめ、スポーツ少年団、総合型地域スポーツクラブおよび公認スポーツ指導者等スポーツに携わる関係の方々に対し広く義援金の募集を行なうことといたしました。
振込先は
三菱UFJ銀行 渋谷支店
普通預金 0285932
財団法人 日本体育協会
取扱期間は平成23年3月18日(金)~7月29日(金)です。
総会終了後引き続き、森喜朗会長と張冨士夫新会長(トヨタ自動車会長)の歓送迎会が行われました。

3月11日午後2時46分から、今日で10日目。戦後日本が経験した最悪の、未曾有の災害。今も東京電力第一原子力発電所では放射性物質の大量放出をくい止めるべく、消防や自衛隊、500人以上の専門家が燃料棒の冷却と格闘しています。高濃度の放射線被曝や爆発という危険を覚悟しての必死の作業に心から感謝し敬意を表します。
大災害との闘いはまだ始まったばかりですが、悲痛で冷酷な現状の中日本は徐々に立ち上がりつつあります。水道や電気、道路、港の復旧がようやく進み、仮設住宅の建設も始まりました。米軍横田基地には各国の軍用機や民間チャーター機が飛来し、被災地に支援物資を届ける拠点となっています。
しかし依然として重大局面は続いています。原発は燃料棒冷却の効果がでなければさらに放射性物質を拡散します。国民は最悪の事態を防ぐためにも政府と東電、自衛隊、消防、警察、米軍等との協力連携を期待しています。
また政府は原発対策に限らず、日本経済研究センターが発表した「20兆円」以上に及ぶといわれる復興事業のために、子ども手当や高速道路の無料化などを棚上げして、救援・復興財源の一部に充当するべきではないでしょうか。
私たちが今できること、そして政府をはじめ関係機関が行わなければならないことを、熱い想いと冷静な判断で実施しなければなりません。

18日午前9時現在、死者6911人、行方不明1万715人、負傷2356人、建物被害10万3136戸。東北地方太平洋沖地震発生から一週間。犠牲者は阪神大震災を上回りました。地震発生時の午後2時46分には各地で黙祷が行われました。あらためて被災を受けた方々にお見舞いを申し上げますと共に、犠牲になられた方々に心から哀悼の誠を捧げます。
連日被災地での過酷な現状が報じられています。避難所でこれ以上の犠牲者を出してはなりません。宮城県気仙沼市の避難所では、子供たちが明るく食事を出したり食器を洗ったりしています。その中でお父さんの安否確認がとれない子供が中学校の卒業に際し「お父さんに15年間ありがとうと伝えたい」と話していました。
日本ユニセフ協会は子供たちのおかれている現場を把握し、親が亡くなった何百人という、苦しみや辛さを話す余裕もない子供たちのために、一つの手だてとしてカウンセラーを派遣して子供たちの傍らに寄り添うことも必要だと思います。
そして40万人を越える避難民や自宅にこもっている数十万人の方々に対して、政府は、食品メーカーの買い付け保証や運送業者に実費支給をして現実的な対応を取り、資格や経験のあるボランティアを有償で活動してもらう体制を整えるべきです。これから必要となるボランティアは一刻も早く受け入れ態勢をつくり、例えば10人一組で数十組数百組と組織化し、常に統制のとれた活動を的確に行わなければならないと思います。
これは政府が中心となりさらに迅速な対応を計画的に実施していただきたいと、強く思います。

被災地への支援が急務です。絶対量の不足に救援物資の輸送が遅れているのは青森・宮城・茨城と東北地方のガソリン供給施設の崩壊と輸送経路が絶たれているからです。
日本海側からの輸送経路は陸路も道路が崩壊し、関東地方からも通行規制によって燃料を積んだタンクローリーが、東北道などの高速道路を通ることが難しかったことが背景にあります。またガソリンが被災地に届いても停電のために給油できない状況もあります。
石油会社が抱える石油製品在庫は、日本全体の需要量で87日分(3637万キロリットル)に達しており国内にガソリン自体が不足しているわけではありません。被災地以外でのガソリンや食料品の買いだめがこの混乱に拍車をかけています。
食品についても配送拠点が崩壊。あるコンビニ会社は関西からおにぎり1万個を空輸で送ろうとしても、空輸の許可が得られないと。まさに支援ルートを一刻も早く確保しなければなりません。現在では東北道と国道4号線から枝分かれする道路によってのルートを確保し、釜石・小名浜港では港も復興できたとの報道がありました。
また政府は元売り会社に義務付けている70日分の石油備蓄量の3日分に相当する126万キロリットルの放出を求めました。放出をスムースに行い一刻も早くガソリン不足を解消するべきだと思います。
首都圏各地では計画停電も実施され、余震や原子力発電所の被害も不安をあおり、買い急ぎたい心境になっていますが、ここはしっかりと冷静に行動するべきだと思います。
東松山市では、私が会長を務める東松山市体育協会・東松山市レクレーション協会・東松山市スポーツ少年団で「東北地方太平洋沖地震義援金」を各加盟団体に募っています。
また、(財)全日本スキー連盟では義援金「I LOVE SNOW」One’s Handsプロジェクト(仮称)を全国ネットで呼びかける準備をしています。しかし現在埼玉県スキー連盟の確保した防寒具などは現地に送る事ができない状態です。支援物資については今後「I LOVE SNOW」One’s Handsプロジェクトでトラック単位に搬送できるように検討しています。
今できる支援をしっかりと行なってまいります。ご協力をお願いいたします。
○お願い
・現金の場合は直接東松山市体育協会事務局設置の「義援金箱」までご持参ください。
・振込の場合(振込手数料は振込者負担)
武蔵野銀行東松山支店 普通 1077755
東松山市体育協会 東北地方太平洋沖地震義援金 会長 坂本祐之輔
ヒガシマツヤマシタイイクキョウカイ
トウホクチホウタイヘイヨウオキジシンギエンキン
カイチョウ サカモトユウノスケ

東京電力は15日、東日本巨大地震で被災した福島第一原子力発電所の3号機付近で同日午前10時22分、毎時400㍉・シーベルトの放射線量を観測したと発表しました。同日朝には4号機で、原子炉建屋内にある使用済み核燃料の一時貯蔵プール付近で火災が発生、建屋北西側の上部側壁に8メートル四方の穴が2か所開いているのが確認されました。
1号機から3号機では原子炉内の水位が低下して核燃料棒が露出する事態が続き、核燃料損傷のため大量の放射性物質が外部へ漏れ出ている可能性があるそうです。
1号機の建屋爆発以来、想定外の事態が次々に起きています。政府と東電は対策統合本部を設置しましたが、一刻も早く連携を強化しトラブル連鎖を断ち切り、放射能拡散を防がなければなりません。
東京都など首都圏でも、福島第一原発から漏出した放射性物質が検出されていますが、これによる被曝は胸部エックス線撮影の100分の1以下といいます。過度に心配する必要はないと報道されていますが、放射能は目に見えず人体への影響も、私たちはあらためて学ばなければ理解できません。政府は正確な情報をわかりやすく繰り返し私たちに伝えていただきたいと思います。

3月11日(金)に発生した巨大地震。日が経つに連れその甚大な被害が報じられています。被災された地域の皆様にお見舞いを申し上げますとともに、亡くなられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げます。
犠牲になられた方々は宮城県だけで1万人を超えるとの見通しもあります。ライフラインも寸断され、昨夜も東北地方などで150万戸以上が停電しました。水道、ガスも各地でストップしています。先ほどは福島第一原発3号機の爆発も起こりました。
自治会組織の炊き出し支援も行われる中、各地の避難所には30万人以上の方々が避難し、1日100万食近い食料が必要とのこと。
私たちにできることは何か?何をしなければならいのか?これからは被災地のボランティア活動も重要になります。私が代表を務めるスポーツ団体からも、全国からなんとか支援をしたいとの言葉が寄せられています。
この冷酷な現実を目の当たりにし、私たちができることを冷静にそして迅速に行っていかなければなりません。

3月8日(火)から白馬八方尾根スキー場において第48回全日本スキー技術選手権大会が行われました。全国から400名にのぼる多くの選手が、各都道府県の予選を勝ち抜き参加しました。
昨日は予選を通過した約200名の選手が決勝に向けて不整地小回り・整地大回り・整地小回り・総合斜面フリーと技を競い合いましたが、午後に発生した震災により本日の決勝は中止とさせていただきました。被災を受けた選手のご家族もおられました。心からお見舞いを申し上げます。
第48回全日本スキー選手権大会総合成績 男子(敬称略)
1位 丸山貴雄 長野県
2位 井山啓介 北海道
3位 山田卓也 北海道
4位 柏木義之 新潟県
5位 吉岡大輔 新潟県
女子
1位 金子あゆみ 新潟県
2位 小野塚彩那 新潟県
3位 水落育美 秋田県
4位 関塚真美 新潟県
5位 中田良子 青森県 以上






2月28日(月)、私の青年会議所(JC)時代の先輩である羽山泰弘さんが逗子市からお越しになり、市内松喜寿司で森田光一東松山市長と懇談しました。
羽山さんは全国市町村教育委員会連合会副会長を務められた方で、現在当市きらめき市民大学の講師も務めていただいています。ときどき当市にお見えになっては私たちに多くのことを教えてくださいます。この日もこんな言葉をいただきました。
「麻につるる蓬かな」
これはよもぎのように曲がっているものでも、真っ直ぐに伸びる麻の中に植えれば、周りの麻について真っ直ぐに伸びる。すなわち正しい人と交わっていれば、自然にその感化を受けて良い人間になる。ということわざで、「つるる」とはともなうという意味。
2月8日のブログに、私の誕生日にいただいた手紙を紹介させていただきました。この日遠く逗子市までお帰りになった羽山泰弘先輩。心から感謝いたします。

2月28日(日)、湯沢町岩原スキー場において、JCスキークラブの研修会が行われました。今回は8名の参加でしたが、3月に行われる草津スキー場でのバッジテストに挑戦するメンバーも参加し、天気も良く、楽しい研修会になりました。
岩原スキー場は、私が幼稚園の頃から父に連れてきてもらった懐かしい思い出のあるスキー場です。そして毎年訪れるようになり、小学5年生のとき、憧れの加山雄三と会い握手をしてもらったゲレンデです。今でもあの時のことが忘れられません!私の加山雄三ファンはこのときから始まりました。
50年ほどたった今でもゲレンデや山々の景色は変わりません。でもカメラのシャッターを押してくれたスノーボードの若者が、私たちに向かって元気良く掛け声をかけてくれました。
「オジさんたちィ、若い頃を思い出してハイ、チーズ!!」
