5月13日(木)、平成22年度東松山市土地改良区連絡協議会通常総会が、東松山市総合会館で開催されました。
この協議会は土地改良団体相互の連携を保ち、事業の円滑な推進を図ると共に当市農政の振興に寄与することを目的としております。
近年の農業を取り巻く環境は大変に厳しい状況にあり、農業従事者の減少、高齢化などによる耕作放棄地の増加などが顕在化している状況であり、新規就農者や地域農業の核となる担い手の育成、団塊世代の活用等が急務となっております。こうした中、国においては、今までの米の生産調整の制度から、農業者戸別所得補償制度として、本年度は、米の「生産数量目標」に即した生産を行う販売農家を対象とする「米戸別所得補償モデル事業」と、水田での麦・大豆・飼料用米などを生産する販売農家を対象に主食用米並みの所得を確保する金額を交付する「水田利活用持久力向上事業」として、これらの事業を相対的に取り組むことにより、食料の自給率の向上を図ろうとする事業を、4月よりスタートしたところであります。
また、各改良区においては、昨年、唐子南部・矢来用水堰・大岡第一土地改良区の用水路・堰・ため池の改修工事を行うなど、施設の維持管理にご尽力いただきました。今年も大岡第一・高坂・矢来用水堰土地改良区による、県単独事業並びに適正化事業が実施される予定です。市といたしましても農業における安定した用水の確保ができるように支援をさせていただきます。
なお、農地・水・環境保全向上対策について、地域全体での取組として上野本・下青鳥地区、下野本・今泉・下押垂地区の2地区で事業の推進を図ってまいります。
土地改良区連絡協議会役員は以下の通りです。(敬称略)
・会長 東松山市長 坂本 祐之輔
・副会長 上用水堰土地改良区理事長 大塚 宏
・副会長 宮毛田土地改良区理事長 加島 隆久
・理事 高坂土地改良区理事長 千代田 義雄
・理事 大岡第一土地改良区理事長 福島 峰雄
・監事 唐子南部土地改良区理事長 中村 文平
・監事 矢来用水堰土地改良区理事長 滝瀬 敏男

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